座る席の順序のことを「席次」と言います。
そして、年齢や役職・肩書が上の人、または招待客の人が座る席を「上座」、地位が下の人や主催者が座る席を「下座」と呼びます。
ビジネスでは、商談や会議、接待の席や出張時など様々なシーンにおいてこの席次の考え方が必要とされるので、是非知識として覚えておきましょう。

席次の基本的な考え方
1、出入り口から最も遠い場所が「上座」
⇒和室では床の間に近い場所が上座となります。
また新幹線などでは、窓側で進行方向に向かって座る席が上座です。
高層ビルでは眺めの良い席、あったかいまたは涼しい席、相手の希望によっても席次が変動する場合があるので、状況に応じて適切に判断します。
2、出入り口に近い場所が「下座」出入り口に一番近い席は下座のうちでも「末席」
⇒どこの席に座ったら良いのか分からない、席を指定されなかった場合には、とりあえず下座に座るのが無難です。
3、会議室では、議長席に近いほど「上座」
⇒円形に席が配置されている場合には、議長席から見て右側の席に次に位の高い人が、左側の席にその次に位の高い人といった順で座っていきます。
4、応接室では椅子の種類で席次が決まる
⇒ソファー→ひじ掛けと背もたれ付きの椅子→背もたれ付きの椅子→ひじ掛けも背もたれもない椅子という種類の順になります。
5、3人掛けのソファーは真ん中が末席
⇒3人でタクシー等を利用する場合も、真ん中が末席となります。4名で利用する場合には、運転手の隣が末席です。
席次の知識はお客様をご案内するときや、上司のおともをする際にも役立ちます!
知っていると知らないではビジネスにおけるあなたの評価も大きく左右されます。正しいふるまいで、差をつけられるチャンスです!