お世話になった方に感謝の気持ちを贈ろう―お中元・お歳暮―

真心を込めて、お世話になった人に感謝の気持ちを贈るお中元・お歳暮は日本人ならではの文化の一つでした。
しかし近年では、個人情報の規制が厳しくなって、相手先の住所を知ることが難しくなったり、お中元やお歳暮の文化そのものが廃れてきています。

「これまで一度も贈ったことがない」という方も、是非この機会に感謝の気持ちを形にしてみてはいかがでしょうか?

お中元やお歳暮の金額は?

1件あたりの金額の目安は3000円~1万円で、贈る相手との関係性やおつきあいの深さによって金額を調整します。
下記が、それぞれの金額の目安ですので、参考にしてください。


・日ごろから特別にお世話になっている人:1万円
・勤務先の上司:5000円前後
・取引先や友人、知人:3000~5000円
・親戚、親:3000~4000円

お中元を贈っている人には、お歳暮も贈るのが習わしです。
どちらか一方にしたい場合には、お歳暮を贈ります。お歳暮はお中元より安くならないように注意しましょう。

また、お中元やお歳暮として現金を贈るのは適当ではありません。
迷った場合には、商品券などを贈るのもおすすめです。
冷蔵・冷凍品、生ものなどを贈りたい場合には、前もって先方に連絡をし、都合を確かめておく方が良いでしょう。

お中元やお歳暮を贈る時期は?

お中元はお盆までに送ります。関東では6月下旬~7月15日ごろまで、関西や月後れでお盆を行う地域では、7月下旬~8月15日ごろまでとされています。
万一、贈る時期を逃してしまった場合には、のし紙の表書きを「残暑御見舞」、「残暑御伺」のようにして贈るようにしましょう。

お歳暮の場合には、12月上旬~12月20日頃までに贈ります。
贈る時期を逃してしまった場合には、のし紙の表書きを「御年賀」(※1月1日~7日頃までの場合)「寒中御見舞」(※1月8日~2月4日頃までの場合)のようにして贈りましょう。