「身だしなみ」とは、相手に不快な印象を与えないよう、身なりを整えることをいいます。また、挨拶同様その人の第一印象を決める一つの要素であり、「生活態度」や「性格」を表すとされています。
さらに、「身だしなみ」=「服装」というように思われてますが、服装が個性を表すものとすれば、身だしなみは相手を尊重する気持ちを装いで示すものとされています。特にビジネスシーンでは、あなたの姿を見て抱いた印象が、そのまま会社の印象ともなるため身だしなみには十分配慮しましょう。
ここでは、身だしなみの基本とビジネスシーンでの身だしなみについて解説していきます。
身だしなみの3つの基本
清潔感
実際に清潔であることはもちろん、落ち着いた服装やメイク、毎日のスキンケア、香りなどの「見た目」の清潔感。
上品さ
どなたが見ても好感が持てる、その人の年齢に相応しい服装やメイクで上品さを演出。
控えめ
黒、白、茶、灰色などを中心にコーディネートして「地味」な印象をつくるまではいかなくても、相手に派手な印象を与えないようにすること。
ビジネスシーンでの身だしなみのポイント
ビジネスシーンとプライベートシーンで服装を変えておしゃれを楽しむ女性は多いですが、品格を上げるのであれば、いずれの場合も華美にならないような配慮とストッキングの予備を用意しておくなどの心得も大切です。ビジネスシーンでは、具体的にどのような身だしなみに気をつければ良いのでしょうか、ポイントを見ていきましょう。

髪
前髪が目にかかるのはNG。髪色に配慮し、ロングヘアーの場合はヘアゴムなどで一つにまとめるようにしましょう。
メイク
派手なもの、奇抜なものはNG。基本はナチュラルメイクで、明るく健康的な印象に仕上げましょう。以下5つのメイクのポイントを押さえましょう。
メイクのポイント①ファンデーション
ポイントは自分の肌に合ったもの。首の色に合わせると自然な仕上がりになります。シミやクマなどが気になる場合は厚塗りはせず、コンシーラなどを利用するようにしましょう。
メイクのポイント②アイシャドー
ブラウン系、もしくはグレー系を選ぶのがポイントです。季節感を演出できるピンクやブルーは、肌の色によって暗い印象にしてしまうことがあり、濃く入れすぎるとビジネスシーンには不適切のため使用する際には十分注意しましょう。
メイクのポイント③アイライン
アイシャドーと同じく、濃く入れたり長すぎたりするとビジネスシーンではふさわしくありません。
メイクのポイント④眉
眉は抜きすぎたり剃りすぎたりすると不自然な仕上がりになるため、手入れしすぎないことがポイントです。さらに、色は髪の色に合わせることで自然な仕上がりになります。
メイクのポイント⑤リップ
ポイントは色味を抑えたもので自然に仕上げること。普通のリップだけでは血色が悪く見えてしまう場合には、色のついたリップを使うとよいでしょう。
服装
派手な色使いのものや肌の露出が多いものは避け、オーソドックスなデザインのものを選ぶのがポイント。
小物
小物は服装の色に合わせてコーディネートするのがポイント。
靴・ストッキング
高いヒールと細いヒールはNG。ストッキングはナチュラルなベージュを選ぶのがポイント。