Lesson2-4 コミュニケーション力を高める①

あなたは自分のコミュニケーションに自信がありますか?

本レッスンでは、どんな場所でも、どんな相手とでも上手にコミュニケーションが取れるようになるコツを身に付けましょう。

 

1、会話の引き出しを増やしましょう

どんな話題にもついていけたり、話を振られた時に、すぐに言葉を返せたりすることで、会話を続けることができ、相手の方とより親密になることができます。

「会話が続かない」「何を話していいのかわからない」という人は、会話の引き出しを増やす準備と練習を日頃から行ってみましょう。

1分間話を続けられるようになる

1分という時間は、短いように感じますが、実際に時間を計りながら、話してみると意外に長く感じるはずです。

話を広げながら、1分間持たせる訓練をすることで、想像力や表現力、物事をいろんな方向からみることが必要になるので、言葉の引き出しを増やすことができるでしょう。

<トレーニング例>
・今日の出来事を1分間で話す
・友人や家族など周囲の人に、思いついたテーマをお題としてもらい、即興で1分間話す
・自分の持ち物(バック、靴、鉛筆、スマホなどなんでも)の良いところを3つ挙げ、1分間で説明する
など

また自己紹介をするときの目安はおよそ1分間と言われています。この練習を繰り返すことで1分がどれぐらいの長さなのかを体感できるようになるので、2〜3分のスピーチを頼まれるような時にも、話の内容を整理して、適度な長さで話せるようになります。

2、自分の意見や想いを口に出してみる

聞かれたことに答えるだけでは、限られた時間の中で相手に自分を印象付けることはできません。また、心の中で思っていても、言葉として伝えられなければ、思っていないのと同じです。

自分の思いや意見は自分のものなので、周りの意見と違って当然です。周囲の目を気にしすぎずに「自分の思いを自分の言葉で」伝えることが大切です。

はじめは少し気が引けることがあるかもしれませんが、勇気を出して自分の意見を伝えることを繰り返すことで、だんだん自然と自分の意見や想いを口にできるようになります。
同時に自分の意見を分かりやすく整理して、「上手に」話すスキルも上達していきます。

3、質問は「具体的に」が会話を広げるポイント

コミュニケーションは双方向のものなので、自分だけが一方的に話かけていても成立しません。相手の気持ちを汲みながら、「相手の話を引き出せる」スキルも必要です。相手に質問をするときは、「具体的な質問」を投げかけると話が広がりやすくなります。

例えば、あなたが会社で研修の講師を任されたとします。研修の感想が欲しくて、参加者に「今日の研修どうだった?」と尋ねると、相手は「良かったと思います。」の一言で終わってしまうかもしれません。

そこで尋ね方を「ここを変えたら『もっと良くなる』というところを教えて?」というように変えたらどうでしょうか?相手は、「〇〇をもっとこうした方が良いかもしれません。」と具体的に色々と話をしてくれるはずです。

「どうだった?」「どう思う?」という漠然とした尋ね方よりも、こちらが何を求めているのかが相手に伝わるように、「具体的な質問」を心がけてみましょう